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洋泉社『東宝特撮総進撃』を買ってきました。結構売れているらしく、名古屋の大型書店を3つハシゴしてようやく見つけました。出演俳優さんを特集したページを見て、妙に偏っているな?と思ったら、このページは、みうらじゅん氏が美大時代に作成した研究書をそのまま再現したものだったのですね(笑)。
いかにも『映画秘宝』の本らしく、各作品を担当するライターの個性を露骨に反映した記事の集成で、自らの原体験に基づく作品解説もあれば、登場キャラへの愛着に紙面の多くを割くものもありで、良くも悪くもごった煮ですが、私は結構楽しく読みました。
各作品の写真のセレクトについては、時折、執筆者の趣味を色濃く反映していると見られるものがあり、例えば、とり・みき氏執筆の『ドゴラ』のページでは、本文では「ドゴラのにゅるにゅるした感じの魅力」について大部を割きつつ、写真は1点を除いて全て若林映子さん(4枚も。笑)。もちろん、若林映子さんメインで本文を書くこともあり得たのでしょうが、やはり一般商業誌向け原稿であるという「大人の判断」が働き(?)、しかし女優さんへの関心もしっかりアピールするという、なかなか巧い構成だと思いました。こういう構成で『怪獣総進撃』や『決戦!南海の大怪獣』の記事を読みたかったですね(この2作品の執筆者が女優さんに関心を持っていたかは不明ですが)。特に『怪獣総進撃』はカラーで3ページもあるのに、写真のセレクトが実に凡庸で惜しまれます。
とは言え、久々に出た東宝特撮の本格的なムック本として、私は十分楽しめる内容だと思いましたので(価格も妥当)、洋泉社さんも、この本が沢山売れたら、ぜひ次は、出演女優さんに着目して東宝特撮を語る記事を中心にしたムックも企画してほしいと思います。
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